

クリフ・バートン
凄まじき知性、ベルボトム、リッケンバッカー
この3つを武器に、たった3年で音楽史に名を残した天性のベーシスト。
24歳で非業の死を遂げた男の24年後のストーリー。
メタリカのようにバンド自体が巨大ビジネスになってしまうと、いつも注目を浴びていなくてはならない。
その時、求められるのは自我の意識だ。つまりミュージシャン全員が頑強でなければならない。そして、この頑強さこそクリフの神髄だ。 彼の友人や家族の発言を覚えているだろうか。
クリフがいかに我が道を行き、自分で決断し、妨げようとする人物に取り合わず、そして引き下がることを拒んだ人物であったか。
この特性は現代のメタリカに吹き込まれ、少なくとも15年から20年はそのまま浸透している。
私がクリフについて書こうと思ったのは、ミュージシャンとして偉大だというだけではない。
クリフはとても魅力的な人間だったと、彼に会った誰もが口にしているからだ。それは決してノスタルジアでなく、彼らにとってクリフの記憶はいまだ鮮明だということだ。
その死後、ファンにより神格化、あるいは美化されるミュージシャンは多い。だが、クリフはまさに生まれつき温かいハートの持ち主で、メタリカの成功が彼を変えようとしても、
流されないことを望んでいた。この本を書くにあたり、可能な限り多くの友人、
知人へのインタビューを試みた。そして誰もが、クリフは唯一無二の存在であったと認めている。
──── 著者より (本文より抜粋)
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書 名 : クリフ・バートン
著 者 : ジョエル・マクアイヴァー
翻 訳 : 有馬さとこ
判 型 : A5判 並製
発 売 : 2009年9月中旬
価 格 : 3,080円 (本体2,800円)
ISBN : 978-4-8608-6051-6 C0033
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