“あいつらが心の底から信じていたことは、成功できるかどうかはともかく、
正しいことをやる、ってことだった”
新しいプロジェクトを始めたぞ!」。そう、俺はスラッシュに大声で叫んだんだ。
1981年、俺はこのプロジェクトを記録するべきだってことに気づいた。
俺はライヴの写真を撮り、ビデオテープとカセットテープに音源を収めた。さらに、一番最初のものから、『Appetite For Destruction』のレコーディングが始まるまでの、Guns N’ Rosesのすべてのライヴに関するあらゆるものの収集を始めた。チケットの半券や新聞の広告、新聞や雑誌の切り抜き、セットリスト、ライヴのフライヤーといったものをね。俺がこの本を作った目的は、あのバンドを好きな人や、そうじゃない人にも、音楽史上最も素晴らしいアルバムの一つが作られるまでの過程を見てもらうことだ。
俺が幸運にも目撃することができた、Guns N’ Rosesが結成されるまでの過程を、みんなにも見てもらいたいんだ。
この本には50以上の数のGuns N’ Rosesのライヴを取り上げているけど、その内の30は彼らがゲフィンと契約する前のものだ。当初のゴールは、できるだけ大量の写真を使って、彼らのライヴで流れていた空気をみんなに感じてもらうことだった。でも今は、みんながこの本を読み終わったときに、あの場所に、俺の隣にいたみたいに感じてもらいたいと思っているんだ。それが俺のゴールだよ!
──Marc Canter
これほどのアイテムをまとめ上げ、実際にリリースできる人物は、マーク以外にはいない。この本にはGuns N’ Rosesの歴史と、バンドがどこに向かっていったのか、さらに、そのシーンの裏側で一体なにが起こっていたのかが収められてるんだ。
“Reckless Road これ以上の Rock’n Roll Bookは存在しない”
── SLASH
もし、この本の著者 マーク・カンターとスラッシュが出会わなかったら。。。
この本は本当に制作されなかったかもしれません。そればかりか、我々はあのすばらしい音を聴くこともなかったかもしれません。
マークはスラッシュが音楽にのめりこむ以前から、彼の生まれながらのアートの感性に感銘を受け、彼が音楽を始めると同時に彼の活動(人生)をあらゆる面でサポートしてきました。
そして、元来の彼のライフワークである、”記録”することも同時に始めたのです。
これが20年以上前、この「RECKLESS ROAD」が制作されるきっかけとなりました。
80年代初期、スラッシュはGuns N’ Rosesのメンバーと出会い、音楽活動を共に始めることになりますが、それはマークにとって、彼がサポートし、記録する人間はもはやスラッシュだけではないことを意味していました。
バンドの機材を運ぶのを手伝うため夜中にも関わらず親からヴァンを借り、バンドがプレイ中には、その模様を記録に残す。
本当に大変なことですが、マークが、それは楽しかったと言えば、それで終わりでしょう。
しかし、この本を前にして、それで済ませてはならないことを私達は認識すべきではないでしょうか。
Guns N’ Rosesの音楽活動の歴史というだけでなくロックの歴史に貴重な900以上のアイテムを20年以上もの長い間保管し、それらをデータ化、さらに当時の20人以上の関係者へ証言をとり、テキストにおこし、編集する。とてつもなく大変な作業です。
この本はGuns N’ Rosesの貴重な資料集であることは間違いなく、手元にあればいつでもGuns N’ Rosesの歴史を見て、感じることができます。
同時に願わくは、この本を開いているとき、今となっては巨大なビジネスに膨れ上がったGuns N' Rosesをずっと支えていたのは、一人の優しい人間だったということも感じてほしいと思っています。
そして読み終わったあと、あの5人だけでなく、ファンの皆さまも、この想いを共有していただければ、うれしく思います。
「Marc Canter - “without you”」
「Appetite for Destruction」 クレジットより |
|